ご意見番。
「…ガチャガチャしてるねぇ。」
「もうちょっとちゃんと準備したら?」
「朝、もっと早く起きればいいんでない?」
「返事くらいしたら?」
「そもそも仕事はもっと上機嫌でやれば?」
……
「うるっせぇんだよ!オマエはいつもそこに座って高みの見物してやがって!」
「そもそも開かずの間のリエさんの部屋でポツンと座ってたから連れて来てやったのはオレなんだよ!」
最近キッチンの窓に居座り、人の仕事を見つめてはダメ出しをしてくるやつがいるんです。

じーっと、アラ探しをするような目で見てやがります。
手抜きは出来ません。(笑)
スポンサーサイト
ビジョン。
ビジョン。…昔流行った洋服の。
違う。
ビジョン…ハトのポケモンの。
それピジョン。進化してピジョット…
さておき。
ビジョン…視覚的な、何かと見えているかいないかいう時に使用される憧れの英単語ですね。
「ぼくの将来のビジョンは…」
などといつか語ってみたいものです。
これから話すのは、ビジョン、というよりイメージ。の事でしょうか。
仕事をしていて、出来上がりや結果をイメージしている。というのは当然ですが、どれだけハッキリとしたイメージが見えているかいないかで、だいぶ結果が違う。という…
先日、光栄な事に雑誌の取材を受けまして。
以前にも何度かあったという事もあり、チャチャっと済まして…(生意気!すいません。)などと思っていたら…
今回のカメラマンの方、取材前のお話で、
「オムライスですか!じゃあ、こう、タマゴがトロ~っと流れ落ちる瞬間を…」とか、
「デミグラスソースをかける瞬間の…」
とか、細かい(またまた生意気!すいません。)イメージをお持ちのようで。
その注文に対してぼくは、
「そんな瞬間なんて、何度も撮れないよ?」「写るのかな?」
などと、とっても横柄な態度を(本当にすいませんでした!)とってしまい。
本当に恥ずかしいです。忙しい合間とはいえ、申し訳ありませんでした。
そうこう言いながら、言われるままにオムライスを作り、バシャバシャっと撮影された写真をデジカメの画面で確認したら…!!!

スゴい!キレイ!
とても自分の作ったものとは思えないほどの盛り盛りな写り。
ちゃんとイメージの見えている人は、ビシッと決めてくるんですね。
まさに実力で黙らされた。
すっかり打ちのめされたぼくは、その後言われるがままにリエさんとふたりキャメラに向かってポーズまでとり。(笑)
「怒り新党」の3人の集合写真なみに(笑)いい写真が撮れました。
意外にもツーショットの写真をほとんど持っていないぼくら。
リエさんがお願いして、その写真を後日いただきました。
(考えてみればプロのカメラマンの写真!いいんでしょうか!)
ありがとうございました!
ぼくのこんな笑った顔の写真は珍しいので、今のところ、遺影候補です。(笑)
そんな、キレイな「5割増し」のオムライスの写真が載った栃木県の一流タウン誌、「月刊 もんみや」発売中です。
興味のある方、ぜひお手に取って見て下さいませー。
表紙も、ともしびにいらしたことのある人なら、「…!」とわかると思いますよ。
人物は「5割増し」とはいきませんでしたが…(笑)
ぼくもいつかは「実力で黙らさせる」プロになっていたいものです。(´Д` )
料理人失格?
まだまだ夜はひんやりしますね。
なにやら取り方によっては致命的なタイトルから始まりましたが…

夜な夜な続いております。
「これはこれで美味しいんだけど…」
と目指す仕上がりには一歩届かないようです。
その度味見させてもらうぼくは、
「うん、ウマい。」
だって、そうなんだもん。
リエさんのスゴい所は、
「どこどこで食べたのは…こう、サクッと…」
とか、
「フワッと…」とか、
スゴいんです、味の記憶が。
夜な夜なそんな講義を展開されていると、不安になってきます。
ぼくは、そんなに細かい味の記憶がない…というか、出来ないというか。
食べて、うまかった。とか、
まずかった。(めったにありませんが。)
くらいで。
匂いとか、雰囲気で覚えてる感じ。
大まかな特徴。…?
二度目食べればこれだ!ってはわかりますよ。
再現するにしてもそんな感じで。
正直な話、そんな感じです。
…料理人失格?
怖っ。
どうなんでしょう?
怖っ。
アラフォー。
暑いな。
暑いですね。まったくもって洋食はやりづらい季節になって参りました。
これからもっともっと暑くなるなんて…
アラフォーです。アラウンドフォーティ。40周辺。40才前後の人々を指すようです。
まさにアラフォーど真ん中。の私たち。
アラフォーをターゲットにしているTVドラマにどっぷりハマっている人も目の前にいますが。(笑)
久しぶり~。に現れたのは、泉美咲月姐さん。
泉美さんはぼくたちと同世代のフリーランス、(使ってみたい横文字、フリーランス。(笑))
久しぶり~、に現れたと思ったら、またまた本が発売になったみたいです。
しばらく顔を見せない時は、 大抵執筆中なんです。
40代大人女子のための開運タイごほうび旅行/太田出版
そうそうこの表紙、スマホをお持ちの方には驚きの仕掛けが施されていました。ぼくもビックリ。
Amazonではもう買えるらしいです。
書店に並ぶのは明日…?
昨年あたり、海外をあちこち飛び回っていた時のひとつ、タイ王国のガイドブック、になっているようです。
エステ、デトックス、占いとまさにアラフォー女子にはもちろん、女子全体がスキそうなスポットやネタがつまっていそうです。
ご旅行の予定がある方はもちろん、ない方も読んだだけで、行った気分になれそうな一冊。ぜひお手にとってみては?
エステ…デトックス…どうりで久々に見た泉美さんは健康的に見えたはずです。
近頃思うのは、ただコックをやっていたのではおおよそ知りあうこともないような、本を作る人や、ミュージシャン、さらには東京都心、ど真ん中で働くOLさんなどと知り合ったり、つながったりと、なかなか面白いな。と。
そんな話と、新刊のご紹介でした~。
実に面白い。
実に面白い…さておき。
仮説をたて、それを実験し、証明するのが物理学。
さておき。
着実にファンを増やしていると思われる、リエさんの焼き菓子。
ちょっとジェラシーなくらいですね。
なのに、同じ物をあまり作ろうとしない、というか、新作というか、新しいレシピに挑戦したがる傾向が強く。

バラのなんちゃらサブレ。

きな粉コロコロなんちゃらクッキー。
気がつくとレシピ本眺めちゃあ、犬みたいな顔になって考えこんでて。(笑)
「いいじゃん、こないだのヤツだって評判良かったんでしょ?」
と言っても聞かない。
まぁ、わからんでもないんですけどね。
やったことない料理を試してみたい気持ちも。
ただし、この間のアレが食べたい。と言って下さる方々の意見も大事にね。
すべからく味見させてくれるんですが、どれも美味しいですよ。
…しかし、黙って作れない…
「35個分。って書いてあるレシピなんだけど~。30個しか出来ないよ?」
とか、
「ホントに美味しいんかな?これ。」
などと、まだ焼きあがってもいない状態の時に言われても…
「いいから、黙ってとりあえずいっぺん完成させてみいや!」
と言ってやりたい気持ちを抑えて、言ってやるんです。
「仮説を立て、実験し、証明する…」
実に面白い。
繰り返し作る事でわかることもあるよ?

ぼくがたった一種類だけ作れるパン。
もう、かれこれ10年作ってますかね
ポメリー。
もう寝ないと…
たまにはこんな日もあります。
ポメリー。

言わずとしれた粒マスタードの銘品。
久しぶりに購入しました。
ちょっとお高めなんです。今まで使用していたディジョン産のと比べて。
独特のビンもカワイイですね。
そして、開け方も特徴的で。
ビンのくちと蓋であるコルクを覆っている赤いロウ(?)を叩き割ってからコルクをこじ開けるという…

…これについて、とあるエピソードを聞いたことがあります。
ぼくはその場にはいませんでしたよ?
とある厨房。忙しいお店でした。
そしてだいたい、忙しいピークの時に限って粒マスタードが終わったりするもんで。
さぁ、忙しい最中にコレを開けるのは面倒だな、と思いながらも、包丁の峰でビンを叩いていると…!
それを見ていた見習い君が、
「開けますか?」
と、やおらその粒マスタードのビンを奪い取り、普通のビンの蓋を回すように力一杯ひねり出したそうで…
その場の全員が、
「えぇっ!?…開くんだ…それで。」
と思うほどの勢いだったそうですが、
もちろん、蓋は開くはずもなく。(笑)
ただ、忙しさも手伝って、「開くんだ…」と周りに思わせてしまうその自身たっぷりな勢いには脱帽ですね。(笑)
やっぱり粒がなめらかな感じだな。
見たんか。

黒バラ。だそうで。
日常よくあるトーク。
「そうそう、良くフラーンスなんかであるような…」
…見たんか?
行ったことあんのか?
まぁ、ウチのペラ子の会話の中によく出てくるフラーンス。
さらには、よその料理や何かに、
「あれは◯◯、入ってんね。」
…見たんか?
入れるとこ、見たんか?
そう、ぼくは確証の無い事をまことしやかに断言されるのが苦手でして。
ましてや、第三者にそんな事を言おうものなら、
「いや、見たわけじゃないでしょ!」
と、慌ててとりなします。
だって、失礼でしょ?
フランスに。(笑)
皆さんも、確証の無い言葉や情報には惑わされぬよう…

ここにはコーヒーなんて一滴も入ってねぇよ。
失礼。
対応力。
昼間は暑いくらいですね。
前回、あまりにも褒めちぎりすぎた(好評のようですが。)ので、今回はちょっとこきオロシときましょう。(笑)

「……オーブン回ってる?リエちゃん。」
「え!えぇ!?…あーぁ!点いてなかったぁ!…あーぁ、失敗だぁ。!あーぁ!あーぁ!…」
「なんで、もうダメって決めつけるの?何度まで下がっちゃってたの?」
「あーぁ…あーぁ…」
「なに?機械のせいにする?スコーン入れた時に点火したの確認したの?接触で点かない事があるって知ってたよね。」
「そう、そうですけどぉ。あーぁ…」
先日こんなトラブルに見舞われた焼き菓子巨匠。
ちょっとした失敗、というか、アクシデントに弱いです。
この日も点いているはずのオーブンが点いていないという、
電気制御なんです。ドアをあけると、燃焼も、タイマーも止まっちゃう。
そしてドアをしめる時にきっちり閉めないと、止まったままになってしまう。
焼き時間も、温度も狂っちゃってるから、この後どうしていいかわからないし、考えるのも面倒くさいから、」いいや、そのままにしとけ。」
と、丸投げしちゃうのがウチの巨匠。
普通の店なら、どやされてんぞ!?
結局、このスコーンは、ぼくが様子を見ながら焼き上げて事なきを得たんですが。
やはり、年季が違います。
今まで、いろいろ失敗をやらかして、自分でリカバリーしてきてますから。
なんとかできる。
マニュアル人間とは、深みが違うのさ。(笑)
秘密のノート。
いやはや。気付けば5月ももう8日(9日か。)。
中旬ですよ。中旬。
ブログ更新するヒマもないわ!
…ってワケでもないんですけどね。(´Д` )
気まぐれです。気まぐれ。

そうそう、先日陶器市にご一緒した友人の友人。…それはもう友人。
さんから、ステキなお便り。さすがの女子力。
「ただ一緒に歩いただけ。」みたいな案内でも、「楽しかった!」などとお便りいただくと、嬉しいものです。
あんな感じで良かったら、またいつでもどうぞ!

そうそう、リエさんの焼き菓子も好調で忙しく。(だからこんな時間。男子たるもの、自分だけ帰るワケにはいかんのです。)
注文品を受ける一コマも。

ディナーコースのご利用もちょこちょこと入っており。
ご予約の電話を受けるのはもちろんリエさんでして。
そう!そこでちょっと感動の事実が。
なにやらノートを見ながら、
「お嫌いな物は◯◯や、◯◯などでしたね。」
とか言ってるし…
そう!以前ご予約いただいた方々の食べられないもの、嫌いなものや、前回のコースの内容などを書き込んだ秘密のノートを持ってるんです。
いや~、ちょっと感動しました。
「なに言っちゃってんの?そんなの当たり前じゃん!」
などとおっしゃる同業者の方もありましょう。
しかし!しかしですよ。
あの、あの、リエさんがそういった記録をとっている。って事が、ぼくは感動なんです。(笑)
「エライ!ちょっと感動した。」
と、言うと、
「全部が全部書いてある訳じゃないよ。」
とか言ってますが。
本当に助かります。
これまでぼくは、おまかせコースなんて言うと、その時作りたい物をほぼ自由に(勝手に)作っていましたので、前回の料理内容とかぶっていたりしたかもしれません。
ちょっとした「顧客管理」じゃん。
と、こりゃあ料理の方ももっと頑張らないと、サービスばかりがますます光るな。
こっちの気が引き締まるのです。
秘密のノート。ぼくは中身を見てませんし、見ません。
そんな事を気にも留めていなかったぼくには、見る資格などないのですから。
進化を続ける「頼れる相棒」。
意外と努力家な彼女がいれば、ともしびはもっともっと良くなる予感がします。
| Reset ( ↑ ) |